あれですね、今月売りの雑誌「東京人」、都電特集で本当に眉唾ものサイコ−です。その昔、東京中を縦横無尽に走っていた都電。今では東京外角辺りの渋い路線しか残っていないですが、当時の路線図を見るとその細かさにビックリします。戦前戦後の文人のエッセーなどを拝読すると、省線電車などと呼ばれて都民の足だったような記述を眼にしますが、これは正に昭和30年代から40年代までの高度成長期の東京の各路線を事細かく写真付きで追っかけている。今のあそこはこんな路線が走っていたのか〜。車に乗ることも多いので、余計地理がオーバーラップしたり。移り行く歴史、消え行くもの、また生まれるもの、そんな時代が残したノスタルジーにどっぷりと浸り、六本木けやき坂のtsutayaで立ち読みして時間を潰していた小生、いつの間にかうっすらと涙を浮かべる程にその雑誌に熱くなっていました。いやぁ、昔の街角の写真とか、人のスナップとかには過敏に反応してしまう癖があります。しかし、この雑誌、都内の散歩が好きな人には是非見て頂きたい。もし一日当時にタイムスリップできるのなら、一日中都電を乗り継ぎながら過ぎ去る景色を眺めていたい。変わり行くものの重みに押し潰されないように頑張りたい、と思った。
最近、気合いで取り組むナレーターの仕事の現場で、なんとJ-waveでもお馴染みのナレーターの福ノ上達也氏と光栄にも御一緒させて頂く機会に恵まれ、少しお話をさせて頂きの助。オンエアー通りのお人柄で、何とも気さくな方でした。いやぁ、日々勉強であります。あ、わざわざ名刺なんてすみません恐縮です、あっ、申し訳ないです、今日生憎自分の持ち合わせてなくて…、って時、気まずいですよね、あれ。そんなこんなで昨日はその後、西麻布なんてお洒落な街並を散歩しながら「東京人」の特集の余韻を噛み締め、恵比寿で中途フラフラして、夕方、一路浅草まで。神谷バーを覗くも満員でノーサンキュー、結局場外馬券場の裏手にある「正ちゃん」で一杯ひっかけて我らがthe three robbers企画の店内花見に足を運びの助。そもそもこちらが昨日の大目玉でありました。いやぁ、何とも大胆に、桜の枝をまとめ買いの末、活ける。地下の店内には桜が満開と、これまた贅沢な催し+食は和製ニコラス・ケイジと誉れ高い「男」ドラマーこまつ氏の奥様が手掛けた自然で美味しい料理が並んだのであった。幸せな空間、そんな場所だった。案の定、へべれけ星人に連れ去られた小生は、帰り銀座線の終電内で芸術的な立ちながらゲロをかます強者に遭遇、これ近距離で呆然と注視しすぎた故、その飛沫を裾に少し頂きの助。そんな夜。
今日は車の窓から桜の花びらが舞い込んだ。ダッシュボードに貼り付いたそれは、微笑んでいた。いらっしゃい。小道に舞い上がる花弁はもう、なんだか軽やか過ぎて液体に見える。日中、足を延ばして横浜まで。夕方帰宅、近くの小学校まで都知事選の投票に。どうせあの選挙ポスターの笑顔がきもい石原当選は百も承知だから、誰でもよくて「黒川紀章」って書いて来ました。参加することに意義有り。夜は日比谷の野音。モーサムの貫禄のライヴを拝見させて頂きの助。明日も頑張ろう、と思う。